ベルギー旅行。7.オー・ザルム・ド・ブリュッセル (Aux Armes de Bruxelles)でディナー!

ベルギーはアントワープで観光を終え、ブリュッセルに戻ってきたぽろちと配偶者。ついにお待ちかねのディナーです!創業1921年の老舗レストラン、オー・ザルム・ド・ブリュッセル (Aux Armes de Bruxelles)です。


ブリュッセルの観光の中心地と言えるグランプラス付近、イロ・サクレ地区には、客引き横丁と呼ばれる通りがあります。ベルギーのガイドブックや旅行記などには必ず記載されており、時に荒々しい手口で強引にお店に誘導されてしまう、魔の通りです。特に日本人はターゲットにされているので、用心しなければならないエリアです。


今回、ぽろちと配偶者が予約したレストランは、まさにそのデンジャラス客引き横丁付近。ぽろちは絶対にそんな危険な横丁通りたくないので、配偶者に別な道から行こうと提案しましたが、何故か配偶者は「行きたい!」とノリノリ。上の写真の通りを進むと、次から次への日本語での客引きの嵐。「先生ー!」「お兄さん!」「ヤマモトさん!(なぜ!?)」「ちょっとちょっと!」などなど、顔は笑っているけれども、狙った獲物は逃がさないぞ、と言わんばかりの勧誘に、ぽろちはタジタジ。配偶者は、「これは逆にどんな料理を食べさせられるのか気になる」と興味津々。


ちなみにこのレストランのお向かいには、日本人に人気のシーフードレストランレオンがあります。ガイドブックやネットでの下調べでは、これら2軒のレストランは客引きもなく、地元の人たちからも評判がよいとのことでした。

まずはベルギーに来たからには、オーソドックスな郷土料理を食べなければ!ということで、オー・ザルム・ド・ブリュッセルに決めました。早速レストランに入店!ちょうどクリスマス時期ということもあって、店内は激混みでした。 店内は広いですが、テーブルが所狭しと並んでいるので、隣のテーブルとの余裕はありません。隣の方に迷惑にならないよう、体を小さくして、椅子に滑り込みました。


まずはオーダーを…と、ここでベルギーの洗礼を受けたぽろちと配偶者。日本やイギリスでは、必ず店員さんがオーダーを聞きに来てくれますが、何故かベルギーは来てくれません。合図を送らなければ、永遠に来てくれません。何とか頑張って合図を送りますが、忙しいからなのか、それとも故意的なのかはわかりませんが、全く気づいてくれませんでした…。

困っていると、隣のベルギー紳士が「コツがあるんだよ」と言って、店員さんを呼んでくれました!とりあえず無事にオーダーできましたが、今回のベルギー旅行では本当にオーダーで躓きました…。

やっとビールで乾杯です!配偶者はステラをオーダー。なんとこのレストラン、ビールの種類がステラともう一種類くらいしかありませんでした。ステラなんてエディンバラでもどこでも飲めるよ!と配偶者はかなりキレ気味。


ぽろちは、チェリービールです。


飲みやすくて、すごく美味しいです。エディンバラでもし見かけたら是非購入したい!


サービスのパンを頂きながら、お料理を待ちます。

スターターに、小エビのコロッケ。本来は2個ついていますが、シェアしたいと言うと、分けて持ってきてくれました。


後から知ったのですが、コロッケを縦に切り開いてパセリを挟んで食べるのが、ベルギー流だそうです。


中を開けるとトローっと、、しませんでした。心無しか冷めているような、、、。お味も至って普通のコロッケです。エディンバラではなかなかコロッケを食べられないので良かったのですが、期待を下回りました。その代わり、付け合わせのパセリフライが、思いの外美味しかったです。

メインに、配偶者はベルギー料理のワーテルゾーイ。


ワーテルゾーイは、魚や鶏肉を野菜と一緒に煮込んだ、クリームシチュー。フランダース地方の、郷土料理だそうです。ワーテルゾーイという言葉の響きが妙に配偶者の頭の中に残ったようで、配偶者は1日中、ワーテルゾーイワーテルゾーイうるさかったです。お味は、薄味のクリームシチューに魚介でお出汁をとっているような風味がしました。ちょっとパンチがないです。


ぽろちは、フランダンス風のブラウンシチューをオーダー。


牛肉をビールで柔らかく煮込んだ、甘酸っぱいシチューです。日本のシチューと違い、サラサラしすぎて物足りません。コクもあまり感じず、サラサラなのでパンにも絡まず、なんだかシチューというよりも、ただのスープという感じでした。

ベルギーではそういうもの、なのかもしれませんが、このレストランの店員さんの対応は不親切、不誠実に感じましたし、お料理のお味も美味しくないことはないのですが、全体的に物足りず、〆にラーメンでも食べたい気分になりました。なにより配偶者が気に入らなかったのはビールの種類が少ない事。ベルギーに来たらたくさんの種類のビールやそのビール専用のグラスを楽しみたかったのです。実際に、ウェブ上での評価も絶賛するものもあれば酷評するものもありました。美味しい、美味しくないはオーダーした料理に依るものが大きいとは思いますが、今回の食事は、ぽろちと配偶者は満足できませんでした。

★★☆☆☆(2/5)

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