キャッツ観劇!in Blackpool。

湖水地方を後にしたぽろちと配偶者は、電車でブラックプール(Blackpool)へ向かいました(湖水地方の記事はこちら)。途中で電車を間違えたりなどのアクシデントもありましたが、無事にイギリスの熱海、ブラックプールに到着!


このブラックプールに来た目的は、ミュージカル・キャッツを観ること!何を隠そうぽろちは、キャッツが大好き。幼い頃札幌で何度かキャッツを観て以来、すっかり大好きになってしまいました。残念ながら、札幌では97年の公演が最後になってしまったのですが、進学を機に上京したぽろちは、キャッツシアターでグッズ販売のアルバイトをした程、キャッツが好きです。


しかし嬉しいことに、17年ぶりに札幌にキャッツが帰ってきました!今年の1月に帰ってきたキャッツは、現在来年1月までの公演が決まっています。ちょうど今年2月から4月上旬まで一時帰国していたぽろちは、興奮のあまり、週1ペースで10回ほど観に行きました。


今回キャッツが公演されたのは、毎年5月~6月に行われる世界最高峰の社交ダンス競技会、ブラックプールダンスフェスティバルの会場である、ウィンターガーデン。ブラックプール・ノース駅からは、徒歩10分ほどです。ぽろちと配偶者は駅を間違えてブラックプール・サウスから歩いてきたので、40分程かかりました。


始まるまで、写真タイム!興奮しているぽろちは、このパネルと共に写真撮影。配偶者は恥ずかしがって周囲を気にしていたようですが、ぽろちは気にせずポーズを決めます。


ステージはこちら。日本のキャッシアターよりも、随分規模が大きいです。


キャッツといえば、ゴミ。といえば、都会のゴミ捨て場にいる猫の話なので、ステージや客席横に至るまで、猫目線で作られた巨大なゴミがたくさんあります。そのゴミ山の中から、ご当地物を探すのもキャッツの楽しみ。例えば札幌では、カツゲンのパックや日ハムのユニホーム、大阪ではたこ焼き器など、公演地にちなんだゴミが隠されています。


残念ながら、イギリスらしいゴミはもちろんありましたが、ブラックプール的なゴミはありませんでした。

日本では飲食はもちろん、ステージの写真撮影は禁止なのですが、こちらは飲食OKでしたし、客席に売り子さんが来てアイスを売りに来ていました…。写真もステージが始まるまではOKのようです。

ぽろちと配偶者の席は、前から2列目。しかもラッキーなことに、ぽろちと配偶者の前の方が来なかったので、遮るものなく観ることができました。早速、観劇です!以下からはキャッツに興味がある方のみ、読んで頂ければ幸いです。

はじまりは、オーバーチュア→ジェリクルソング→ネーミングオブキャッツ…と多少の違いはあるものの、大まかには同じでしたが…。

ガンビーキャット(ジェニエニドッツ)のタップシーンの曲が、DVD版と全く違い、ぽろち動揺。あの曲ではなく、表現しずらいのですが、ジャズのような少し派手さもある曲に変わっていました。あれ…何で曲が違うの…?喜んで観ている配偶者の横で、ぽろちは呆然。もしやキャッツを名乗ったインチキミュージカル集団を観に来てしまったのでは…。この動揺はこの後最高潮となり、ぽろちは西野カナ氏以上に震えることとなります。

お次は、ぽろちが一番好きな猫、 ラム・タム・タガーです。ここでぽろち、一度動揺を沈めて、大好きなタガーに専念することにします。昔の白タガーも最高に素敵ですが、やっぱり黒タガーはセクシーで大人の魅力がありますよね…。


本当にかっこいい!


素敵!


…誰???


…だから誰???

これが、タガーです。なんでこんなチェケラ風??あのセクシータガーはどこに??

初っ端から曲が全く違います。ラッパータガーです。ひたすらラップです。ヒップホップダンスもします。唾飛ばしまくりです。猫なのにナイキのスニーカー履いてました。猫なのに帽子かぶってます。猫なのにジャージ?的なの着てます。猫なのに…以下略。衝撃過ぎて、ほとんど曲が頭に入ってきませんでした。正直、小物感半端ないです。

ちなみにぽろちが下調べしなかったのが悪いだけなのですが、このキャッツはインチキミュージカル集団でもなんでもなく、正真正銘のキャッツです。リバイバル公演で、新しい試みを演出しているようです。

本当にしばらく、何も頭に入りませんでした。グリザベラがプロレスラーぽいなとか、ちょいちょいはさんでくるはずのマキャヴィティの奇声が無いな、とは思いましたが…。


休憩中に、オールドデュトロノミーからサインいただきました!日本では昔サインサービスありましたが、今は幻なので嬉しい記念です。


その後はいよいよ、ぽろちの好きなシーンのガスからのグロールタイガー。ガスのシーンはそう大きな違いはありませんでしたが、グロールタイガーの曲調はがらりと変わり、あくどい雰囲気がたっぷり出ています。また、日本ではクリューが5人ですが、6人いました。グリドルとの絡みが少なくて、なんだか残念でした。

Bボーイタガーにがっかりしてましたが、それでもミストナンバーのタガーはかっこいいなと思いました。相変わらずのラップではありましたが、見慣れてくるとまあいいかな…と。

なんだかんだ度肝を抜かれる演出が多々ありましたが、ラストに変更はありません。最終的には気持ちが落ち着き、楽しめました。本当はもっと詳しく書きたいのですが、長くなりそうなので搔い摘んでお伝えしました。

従来のキャッツを観たかったので、残念な気持ちはありましたが、それでもイギリスでキャッツを観れたのはよかったなと思います。冬のロンドン公演も気になります。キャッツ初めての配偶者も十分たのしめたようで、曲をいくつか覚えた配偶者は口笛をぴーぴー吹いています。また、お土産に、2人でキャッツT-シャツを購入。大事に、タンスに保管しました。


帰りは、今度こそ予定通りのブラックプールノース駅から電車でエディンバラへ。楽しい楽しい小旅行もこれでおしまいです。


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