光のイリュージョン!カメラオブスキュラ。

街全体が世界遺産であるエディンバラは、比較的街がこじんまりとしており狭いながらも、観光スポットがたくさんある。その観光スポットの中の1つに、カメラオブスキュラがある。エディンバラの風景や建築物のように壮大で歴史を感じさせる観光スポットではないが、ちょっとした旅の息抜きと遊び心に最適なアトラクションだ。


カメラオブスキュラは、エディンバラ城の目と鼻の先、以前ご紹介したザ・スコッチウィスキー・エクスペリエンスの向かえにある。


入り口付近に鏡がありそれに自分を写すと、普段見ることができない自分の姿が映っているだろう。入り口から楽しませてくれる遊び心に、テンションがあがるはずだ。


チケットは、大人13.95ポンド、子供9.95ポンドだ(2015年5月現在)。支払い後、手の甲にスタンプを押してもらえる。このスタンプは、一度カメラオブスキュラを出ても再入店可能な証なので、再入店の予定がある方は消さぬよう注意が必要だ。


最上階では、エディンバラの景色が一望できると共に、およそ30分おきにショーが開催される。時間になり案内される小部屋に入ると、スタッフさんの小気味トークでショーがスタートだ。真っ暗になった小部屋の真ん中に設置された丸いテーブルには、エディンバラの現在の外の風景が映し出される。そう、実はこの小部屋こそが、カメラオブスキュラ(暗い小部屋)なのである。カメラオブスキュラとは、カメラの語源にもなった言葉で、もとはピンホールカメラのような光学装置が始めだったようだ。要は、外からの光を鏡で反射し、レンズを通してこの丸いテーブルに結像しているようだ。


テーブルに映し出されるエディンバラの景色に合わせて、スタッフさんがエディンバラの建物や歴史などを説明してくれる。一種の観光ガイドもかねているのだが、日本語ガイドがないので、英語が苦手だと少々厳しいかもしれない。ショーは20分程で終了だ。

ショーの後は建物内を自由に移動できる。建物内のアトラクションは、主に光のトリックを用いた錯視展示を楽しむことができる。ぽろちと配偶者は童心に帰って、このアトラクションで写真を撮りまくった。

(公式ウェブサイトから拝借)

印象に残ったアトラクションはMagic Galleryのこちら。これは非常に人気が高く、列を作っていた程だ。カメラを設置する場所があるので、セルフタイマーで撮れば人の手を借りなくても写真を撮れるので楽しめる。


こちらは、鏡が張り巡らされた迷路だ。

続いて、こちら。大きなトンネルの中をただ真っすぐ歩くだけなのだが、回りの景色がぐるぐる回って、とても真っすぐ歩くことができない。トンネルを抜けるころには、目が回って気分が悪くなるが、何故かクセになり何度も体験したくなる。

 (公式ウェブサイトから拝借)

お土産屋さんもある。通常のお土産屋さんよりも混雑していないため、じっくり選ぶ事ができる。こちらで購入されるのもおすすめだ。

トリップアドバイザーで評価が高かっただけあって、満足感はなかなかのもの。全体をまわる所要時間は2時間かからないくらいだ。ただ、エディンバラに初めて観光される方は、観光要素が少ないので、必ずしも立ち寄る必要はないかもしれない。しかし、非常に楽しめる場所だと思う。
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