これまでご紹介した、アントワープやブリュージュの街の中心には広場があり、市庁舎など、かつて街の重要な機能を担っていた立派な建物が並んでいましたが、ブリュッセルももちろん例外ではなく、見応えある広場があります。それどころか、ブリュッセルのグランプラスは”世界で最も美しい広場”と称され、1998年にユネスコの世界遺産にも登録されているそうです。
丁度クリスマス時期ということもあり、迫力のあるクリスマスツリーが飾られていました。イルミネーションも、とても綺麗です。
夏には2年に1度フラワーカーペットの祭典が開かれており、グランプラスがお花で埋め尽くされるとのこと。2016年のテーマは日本!日本に纏わる展示があるそうです。是非機会がありましたら、訪れてみてください。
さて今夜の舞台、La brouetteは、このグランプラスに面しており、二階席からグランプラスが眺めることができます。前回ご紹介したブリュッセルのオー・ザルム・ド・ブリュッセル (Aux Armes de Bruxelles)がイマイチだったので、今回はお料理に期待せず、景色を楽しめそうな場所をセレクトしました。以下の写真は、お昼時に撮影したものです。
店内はパブのように騒々しく、気軽な雰囲気です。戸惑ったのは、入店しても店員さんは出迎えてくださらず、席に案内して頂けませんでした。とりあえず二階に上がり、なんとか運良く窓際の席につくことができましたが、とにかく無愛想な店員さんに辟易していました。
メニューを選択したのでオーダーしようと試みましたが、店員さんがなかなか来てくれません。ベルギー在住の友人の話によると、ベルギーは店員さんはオーダーを取りに来てくれず、自分から店員さんに合図を送らないとずっとオーダーできないそうです。また何故かこの日、ホールの店員さんはたった一人で切り盛りしていたので、とにかく忙しそうでした。
四苦八苦してやっとオーダーが通りましたが、店員さんの無愛想っぷりにぽろちも配偶者も動揺。この時、早くエディンバラに帰りたいと思っていました。とにかくベルギーでは、オーダースタイルに悩まされました。
配偶者は、3種のビール。Degustation Brouette 3bieresです。デギュスタシオンは、味見や少ない量を色々と、という意味を持つようです。ガイドブックでは、ビールを選べるとのことでしたが、有無を言わせず、この三種のビールが登場しました。
左のビールはチェリービール。そちらはぽろちが頂きました。
ぽろちは、Lindemansのピーチビール。
もう少し冷えていると嬉しかったですが、女性が大好きなフレーバービールで美味しかったです。
メイン!配偶者は、ミートボールのトマトソース煮込み!
振り返った今、実はほとんど味を覚えていません。 多分不味くはなかったはずですが、ほぼ印象に残っていないので、影の薄いミートボールだったのだと思います。
ぽろちは、ソーセージ!
ソーセージの上にカイワレ…。ぽろちはカイワレが苦手なので、その点は減点でしたが、ソーセージは肉厚でジューシー、塩加減が程よい味わいで美味しかったです。イギリスの小麦粉入りとは違い、安心のソーセージでした。
観光名所であるグランプラス沿いにあるこちらのレストランは、観光客向けということでベルギーの伝統料理が味わえる安定のお店だと思います。客引きもぼったくりもなさそうなので、安心して利用出来る印象です。しかし、店員さんが一人でホールを切り盛りしている事、オーダーに気付いてもらえない事、その点はマイナスでした。
★★★☆☆(3/5)
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