アントワープのレストランを検索していると、必ずと言っていいほど、このCafe Quinten Matsijsの名前がオススメレストランとして紹介されていました。聞けば、このレストランのオーナー夫妻の奥様が日本人。人気メニューは、その奥様のお手製のドライカレーだそうです。アントワープでドライカレーとはなんだか不思議ですが、とても興味をそそられました。
場所は前回の記事でご紹介したノートルダム大聖堂(聖母大聖堂)から、徒歩5〜10分です。お店は写真のような比較的細い路地を向いています。
お店のウェブサイトを探したのですが、いくつかの旅行サイトとその奥様のブログしか見つかりませんでした。ぽろちと配偶者のリサーチ不足だと思いますが、予約が取れず。何としても行きたかったので、お昼の開店と同時に入店しました。
とても感じの良い店員さんに席に案内して頂きました。
店内は、天井が高く広く感じました。また絵や電飾等で彩られており暖かい雰囲気で居心地がよいです。では早速ドリンクをオーダーです。
配偶者は、アントワープのビール、De Koninckをオーダー。ベルギーでは、そのビール専用のグラスがあると聞いていましたが、やはりそうなんだ、とまじまじとグラスを見つめる配偶者。イギリスの寸胴なパイントグラスを見慣れていたので、グラスが変わるとビールの雰囲気もかわりますね。こちらはペールエールです。程よい香ばしさと苦味、さわやかな喉越し。もう一杯飲みたくなるビールでした。
ぽろちはチェリービールに挑戦です。甘くて飲みやすいです!美味しい!
入店した時は、ぽろちと配偶者の貸切状態でしたが、乾杯した頃には、数組のお客さんが入っていました。見回すと、すべて日本人!そして皆さん、ドライカレーをオーダーしてらっしゃいました。
メニューが英語ではなくオランダ語だったので、親切な店員さんに聞きながらフードをオーダーです。
まずスターターのチーズコロッケが到着。
こちらのチーズコロッケ、侮ってはいけません。ナイフを入れると…。
とっても濃厚なチーズ!これは本当に美味しかったです。実はこの旅でのコロッケランキング1位だと思います。
続いてソーセージ。
やや酸味のあるパンとマスタード一緒に頂きます。ソーセージが浸っているスープがまた美味しく、お酒がどんどん進んでしまいました。
ここでメインのドライカレーの登場です。
文句なしの美味しさです。食べ慣れたライスと、レーズンの入ったほんのり甘いドライカレーに、トロトロの黄身と絡めて食べるとまた最高。日本のカフェで食事をしているような安心感です。ベルギー旅行の最初の食事を飾るにふさわしい、幸先のよいスタートをきることができました。メニューの解読が必要ですが、他にもベルギーならではな料理がたくさんありそうでした。Cafe Quinten Matsijsは、アントワープ観光には外せないお食事スポットだと思います。
敢えて、良くない点を挙げるとすれば、日本人旅行客が多い事でしょうか。旅行で気持ちが大きくなっているのでしょう、随分大きな声でおしゃべりしているのが嫌でも耳に入ってきてしまい、少し残念でした。また、ふと視線を感じ振り向くと、ドライカレーを召し上がっていた日本人ご夫婦と目が合ってしまい、何だか気まずい思いもしました。しかし、このご夫婦と今後運命的な再会を果たすことになろうとは、この時のぽろちと配偶者は知る由もありませんでした。
★★★★☆(4/5)
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