スコティッシュの血液はオレンジ色!アイアンブルー。

昨今では地域の活性化に力を入れるためにご当地グルメやご当地商品の開発に勤しむ企業が多く、様々な方法で宣伝し地域を盛り上げようとするプロジェクトが所々で立ち上がっていると聞く。新しいグルメや商品が地域の起爆剤になる一方で、昔から変わらずに存在する商品の本当の良さというものは、地元民にしかわからないものだろう。例を挙げれば、ぽろちの地元・北海道で愛されているガラナ。このガラナは北海道のコーラのようなもので、道民にとってなくてはならない物の1つである。そのガラナと同じく、スコットランドにもスコティッシュにとって重要なジュースが存在する。オレンジ色に光り輝き命の水とまで言われ、スコティッシュ達を魅了し続けているドリンクがある。それがこのアイアン・ブルー(Irn-Bru)だ。


このアイアン・ブルーがどれだけすごいかというと、世界中の国々でコカコーラが売り上げ1位を記録しているそうだが、どうやらスコットランドではこのアイアン・ブルーの方が売り上げが上なのだ。世界中がコーラに占拠されている中で、このスコットランドのジュース事情だけがアイアン・ブルーの天下というのもなかなかすごい。

アイアン・ブルーには、ユニークなCMがたくさんあるので、配偶者のお気に入りのものを紹介しよう。まずはこちら。イングランド出身のボーイフレンドをお父さんに紹介するのだが…。

スノーマンもアイアン・ブルーが大好き!スノーマン達が飛んでいるのはスコットランドである。エディンバラのクリスマスマーケットもチラッと映る。


配偶者の職場でも、プシュッ!と音がして振り返ると、アイアン・ブルーを飲んでいる同僚の姿がちらほら見受けられる。海外で恋しくなる食べ物について同僚と話ていた時に、スコティッシュはうーん、と悩んだ挙げ句、アイアン・ブルー?と照れくさそうに言っていた。もはやソウル・ドリンクなのである。配偶者もいつの間にか影響されて、喉が渇くとアイアン・ブルーを手に取るようになってしまった。


アイアン・ブルーの味は、独特。炭酸飲料なのでのどごしが爽やかだが、かなりケミカルな味だ。フルーツのような、でもそうではなく何とも言えない味だ。配偶者はかなりお気に入りのようだが、ぽろちは苦手である。幼い頃に嫌々服用した風邪薬のシロップを彷彿させる味で、正直全く飲みたいと思えない。


ちなみにアイアン・ブルーのレシピは、この世界でたったの3人しか知らない超極秘なのだそうだ。おそらく、この何とも言えない味は、複雑な調合の結果生み出された物なのだろう。もしかしたら適当に色々混ぜてみた結果、偶然できちゃったジュースなのかもしれない。

アイアン・ブルーは、スコットランド内であればどこでも手に入れることができる。スコットランド土産の1つとして如何だろうか。

アマゾンでも少々値が張るが手に入るようだ。もしご興味が湧いた方は是非!

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