アバディーンであばばばば!

スコットランド三大都市と言えば、エディンバラ城が佇む首都エディンバラに加え、スコットランド最大の都市であり流行の発信地であるグラスゴー、そしてスコットランド第三の都市であり北海油田の基地であるアバディーンだ。先日、ぽろちと配偶者は格安長距離バスを利用してアバディーンへ向かい、スコットランド唯一の日本人美容師さんに髪を切っていただいた。


アバディーンは石油発見後、石油関連産業で栄えた事からヨーロッパの石油の首都とも呼ばれている。また、花崗岩の産地でもあり、花崗岩でできた重厚な石造りで統一された建物がたくさん建設されており、「花崗岩の街 The Granite City」とも呼ばれている。こちらは花崗岩でできた建物の代表である、マシャール・カレッジだ。


1953年にプロテスタントの大学として創設された。大聖堂のような高い塔のチャペルが特徴の新ゴシック様式の壮麗な建物である。花崗岩で作られた大学では、世界で最も美しいと言われており、アバディーンに来たからには一度は見るべき建物だと思われる。大学とは思えない、壮大な建物は圧巻だ。当初大学とはわからず、ぽろちと配偶者は「これが花崗岩の建物かあ…」とぼんやり眺めていただけだった。また、時期が悪かったのかもしれないが、周辺には人一人いなく本当に有名な場所なんだろうか…と少々不安になったものだ。


アバディーンの中心はユニオン・ストリートと呼ばれる、東西に約1.2km程延びるストリートだ。この通りには、レストランやブティックなどが並ぶメインストリートとなっていて、端から端まで歩いて約20分程。エディンバラのプリンセスストリートのような感じだ。

(引用:http://aberdeen.tab.co.uk/2014/09/21/local-legend-union-street-bagpiper-has-died/)

"Aberdeen Piper"として地元の人々から好かれていたWilliam Daniel氏。風の日も冬の寒い日だろうと、来る日も来る日もこのユニオン・ストリートの交差点でバグパイプを吹いていたそうだが、残念ながら去年享年41歳でこの世を去った。こちらの記事にあるように彼の死は地元では大きな話題になったそうである。

休憩は、ユニオン・ストリートに面しているパブでバーガーを頂く。


至って普通のバーガーであり、可もなく不可もなくである。アバディーンならではのグルメについての下調べを怠ってしまった事が悔やまれる。


ユニオン・ストリートを歩いていると、ストリートでひと際目立つ宮殿のような建物が目に入ったので、恐る恐る向かうと、トールブース(The Tolbooth Museum)と呼ばれる中世に牢獄として使用されていた博物館だ。現在の建物は1616年~1629年に再建され刑務所となっていたが、現在は街の歴史や犯罪を学ぶ博物館になっている。 狭い曲がりくねった急な階段を登ると、ジャコバイトの反乱でアバディーンが反逆軍に占領された時に捕らえられていたウィリアム・バードの記録を知ることが出来るようになっている。


拷問等を紹介しておりドイツのローテンブルクの中世犯罪博物館を思い出したのか、途中で配偶者はお腹が痛い、などと言い出し早々に退散。


こちらはアバディーン城の廃墟跡の広場である。現在ではキャッスルゲートはひっそりと静かになってしまったが、元々は市場として開けたところで、 アバディーンのちょうど中心部だった。


帰りは、メガバスではなく鉄道でエディンバラへ。電車の時間まで駅ビルをフラフラ歩いてみるとそこは一大ショッピングモール。


 日本のジャスコを彷彿とさせる広さと店舗の多さ。エディンバラにはここまで大きく、新しいショッピングモールは無いので、この日一番の興奮を見せたぽろちと配偶者。後ろ髪を引かれつつもエディンバラ行きの鉄道に乗り込んだ。

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