俺のパンケーキ。

数年前から何故か突然日本ではパンケーキが到来し、現在でもその勢いは留まらないらしい。連日パンケーキ屋さんでは長蛇の列で大混雑し、何時間も待つこともザラ。それでも「お洒落な空間」を求める女子達は、行列等気にしないでひたすら待つのだ。その彼女達は、イギリスには「パンケーキデー」があることを知ったらどうだろうか。喜んでパンケーキを食べるだろうか。

本日イギリスでは2月17日は、シュローブ・チューズデー(Shrove Tuesday)。パンケーキデーと呼ばれる日である。イースター(十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目に復活したことを記念する重要な祭)の41日前に当たる火曜日のことで、この日を境に40日間断食期間となるそうだ。

本来、Shrove Tuesdayの翌日、灰の水曜日と呼ばれるアッシュ・ウェンズデー(Ash Wednesday)からイースターまでの間は簡素な食事をし、楽しみとなるような食事は控えることが習慣となっていた。特に、肉、乳製品、卵などの動物性のものをとらないことを意味していたらしい。そのため、家にある卵やバターを使い切り、翌日断食に備えてパンケーキを食べていたそうだ。そして現在でも、パンケーキを食べる習慣が伝統として残っているらしい。

また、彼らはクリスマスは祝うが、イースターは祝うことは基本的にしない。イースターの40日前からは、ウェディングなどは控える方が多いようだ。また、宗教的に、キリストの復活までの受難を一緒に耐えるということで、娯楽や好物を避ける慣習が今でも残っているらしい。

配偶者はパンケーキが好きらしいが、ぽろちはあまり好きではない。パンケーキ好き女子達に怒られそうだが、そもそもパンケーキとホットケーキの違いもよくわからず、生地が厚いかそうでないか、ぐらいに思っている。ちなみにイギリスのパンケーキは、生地が薄くこのような感じらしい。


折角なので我が家もパンケーキデーに便乗して何かしたいところだが、パンケーキがあまり好きではないということと、イギリスのホットケーキミックスを使用する勇気がないことと、日本から持って来たホットケーキをホットケーキではなく別の形で使いたいことと…と様々な理由から、ぽろちと配偶者のパンケーキはこちらとなった。


先日チャイニーズマーケットで購入したものが偶然余っていた上に、夜のおかずの1つにもなるのでパンケーキよりも断然いいのでは?と思っているが、やはりパンケーキでなければダメだろうか…。ちなみに来年は2月9日(火)がパンケーキデー。夜にでも配偶者にパンケーキを作ってもらおうかな…と今から思うぽろちだった。

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