義理も本命も無用!バレンタインの主役は自分!

日本にいない今、あのバレンタインデー商戦の熱気が懐かしい。中心街はもちろん、近所のスーパーマーケットやコンビニまでもが所狭しとチョコレートを並べ乙女心を煽る様は、若干異常な気もするが、普段お目にかかれないような高価なチョコレートや華やかで珍しいチョコレートを食べられるのは楽しい。実際昨今の日本のバレンタインは、本命よりも自分のためにチョコレートを購入する方の方が多く、その平均予算は5000円だそうだ。確かに、五感でチョコレートを楽しむことなく味わずにさっと高級チョコレートを食べる傾向にある男性陣にお金をかけるよりは、自分にあげたくなる気持ち、頷ける。


エディンバラ在住の今、この時期にデパ地下やショッピングモールでチョコレートを吟味できないのは寂しいが、いいこともある。何故根付いてしまったのか意味不明だが、職場で義理チョコを配る必要がないし、「これあげなきゃダメな感じ…?」と悩むこともない。そういうわけでぽろちのバレンタインデーは、美味しいチョコを食べることも煩わしい義理チョコもなく、普通に終わる予定だった。配偶者が、「バレンタインだよ!」と騒ぎだすまでは。

バレンタイン!と騒がれてもぽろちは無視を決め込むつもりだったが、日に日に謎のアピールをしだす配偶者。「バレンタインにおやつ作ったら、ホワイトデーに何か作ってくれるのか」と尋ねれば、とぼけるか「お返しはケンタッキーのチキンで」とふざけたことを言う始末だ。かなりウザい。

しかし、配偶者は別として、せっかくのなので自分に何か作って食べたい。そう思い始めた頃、タイミング良く配偶者が「塩キャラメルタルトが食べたい」と言い始めたので、かなりうっとおしかったが作ることにした。


完成品がこちら。塩キャラメルかはどうか不明だが、それなりになったように思える。ちなみにあんなにバレンタインアピールしていた配偶者は、職場の飲み会で不在。かなりがっかりしたが、タルトのほとんどをぽろちが食べようと思う。飲み会で配偶者は何かチョコレートを貰えるのか若干期待していたが、イギリスのバレンタインデーは愛を伝える日であり、さらに男性から女性へ、のベクトルなのだ。配偶者はどうやらこのことをぽろちに黙っていたようだ。許しがたい。

配偶者のホワイトデーのおもてなしに大いに期待したい。

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