冷汗と脇汗の間で 〜郵便局UK国内編〜

全ては心の持ちようではあるが、言葉の壁というものは大きい、と思っている。渡英した直後は、英語で話しかけられることに辟易し、スーパーマーケットに行くのも億劫で緊張し、脇汗等をかいていたが、セルフ・レジという便利なもののお陰で、ぽろちの平穏は保たれている。しかし、コミュニケーションが必要となる郵便局を利用するとなると、状況は一変し、たちまち平穏が崩れさるというものだ。


先日、日本の家族に手紙等を送るため郵便局を利用した。以前初めて小さい郵便局を利用した時、勝手がわからず加えて話しかけられるのも嫌で、即行で逃走した経緯がある。また、勇気を出してセカンド・チャンスに挑んだものの、とにかくよくわからずとりあえず列に並んで順番を待ったが、「本当にここに並んでいていいのだろうか…」とざわついていたし、いざ自分の番になった時、強面のスタッフの凄みに動揺して、日本に手紙を出したいと言えず、「ジャパン…」と呟くことしかできなかった。おまけに動揺で宛名を間違えその場で書き直したものの、書き直した宛名も間違いで、日本に届くのに一ヶ月以上かかってしまった始末。郵便局、行きたくない。

英国では、日本の郵便局にあたるのがロイヤルメール(Royal Mail)である。


イギリスではロイヤルメール・ホールディングス公開有限会社という企業が、Royal Mailという名前で郵便事業を営み、Paecel Forceという名前で小包宅配事業を営んでいるそうだ。

ぽろちのように郵便を出す時に脇汗をかいてしまう方に向けて、事前に心構えができるように郵便サービスと料金一覧をお伝えしようと思う。今回の記事では、恐縮ながら英国国内のサービスを紹介させていただく。なお、下記記載の料金やサービスは2015年1月現在のものとなっているので、その都度ご確認願いたい。サービスは大きく3つに分かれている。

①UK Guaranteed
②UK Confirmed
③UK Standard

である。では順にみていこう。

①UK Guaranteedとは、翌日までに到着する郵便。指定された時間までに届ける保障付きのサービスのことである。このUK Guaranteedの中に、さらに以下の選択肢がある。


・Royal Mail Special Delivery Guaranteed by 1pm(午後1時までの配達を保障)
・Royal Mail Special Delivery Guaranteedby 9am(午前9時までの配達を保障)
・Royal Mail Special Delivery Guaranteedby 1pm with Saturday Guarantee(土曜日の午後1時までの配達を保障)
・Royal Mail Special Delivery Guaranteedby 9am with Saturday Guarantee(土曜日の午前9時までの配達を保障)
・Parcelforce Worldwide(小包を配達するサービス)

②UK Confirmedとは、配達時に署名を必要とするサービスである。ちなみに、1st classとは60gまでの国内速達郵便のことで、翌営業日に配達する郵便。2nd classは60gまでの国内普通郵便のことで、営業日3日以内に配達する郵便。


・Royal Mail Signed For(郵便を配達するサービス)
・Parcelforce Worldwide(小包を配達するサービス)

③ UK Standardとは、保証はなく、一般的で標準的なサービスのことである。


・Royal Mail 1st Class and 2nd Class(郵便を配達するサービス)
・Parcelforce Worldwide(小包を配達するサービス)

以上だ。
次回からは国際郵便のサービスの種類と料金についてや、そして脇汗ぽろちの強い味方であるセルフ・レジの使い方についてもお伝えしたいと思う。

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