スコットランドのカリスマ日本人美容師

追記、現在はグラスゴーに移られたそうです。ウェブサイトをご参照下さい。

当たり前だったことが、できない。日本を離れて異国に住んでいる、または住んでいたことがある方は、一度はそういう場面に直面し悩み苦しんだ事があるだろう。当初ぽろちは日々打ち当たり、言いようの無いもどかしさに苛まれたが、最近はようやく生活にも慣れて来た。しかし、ある時ふと鏡に写った自分を見て思った。そろそろ髪切らないと…と。


上達の兆しが見えないため大きな声では言えないが、高校生の頃ぽろちも留学していた身。同じく留学していた仲間が現地の美容室を利用した結果、前髪は真っすぐに切られ、髪にウェーブや段もなく、ただ一直線に切られ無惨な髪型へと変わり果てた姿を鮮明に覚えている。また他の方のブログを拝見しても、希望の髪型にならず、戦時中のようなおかっぱな姿になると書いている方がほとんどだった。

これは深刻だ。髪は女性の命、とはちょっと言い過ぎではあるが、さすがにアラサーの女性が、変化の付けようが無い雑なおかっぱ姿で街中を歩く様子は泣ける。ロンドンの日系美容室へと行くことも考えたが、生憎日程的に難しい。もう自分で散髪しよう、とハサミを一式購入しようと考えていた時、配偶者の知人の「アバディーンに日本人美容師さんがいるらしい」との情報がぽろちとを絶望から救ってくれたのだ。

その美容室とは、 Harajuku Hair。スコットランドの北東部に位置する、エディンバラ、グラスゴーに次ぐ第三の都市、アバディーンにある。ぽろちと配偶者は早速メガバスを利用してアバディーンへと赴き、日本人美容師さんがいらっしゃるという、Odyssey Hair Design美容室へと向かった。


アバディーン駅から徒歩10分程。

日本ではあまり見慣れないスタイルだが、スコットランドでは美容室の椅子を借りて個人経営される方が多いようだ。 Harajuku HairのオーナーであるYasukoさんもその一人。つまり、 Odyssey Hair Designのとある椅子が、Harajuku Hairということ。


配偶者とお店の前に到着しうろうろしていた所、ご丁寧に迎えて下さったYasukoさん。希望の髪型をそれとなく伝えると、手際よく切って下さった。久々に配偶者以外の日本人の方とお話できたこと、おかっぱなどの心配することなく髪を切ってもらえる幸せ、Yasakoさんのお人柄。大満足である。

Yasakoさんにカットしていただいている時、「何故こちらの美容師さんはアジア人の髪が上手く切れないのか」 で盛り上がったのだが、まずこちらの美容師さんはカツラなどで切る練習があまりなく、すぐ人の髪を切るそうだ。また、西洋人の髪はなんとなく切っても、それなりになる髪質であること。更に衝撃だったのは美容師は国家資格ではなく、資格がなくてもなれるそうだ。そのためYasukoさんの元には、日本人をはじめとするアジア人お客様が多いとのこと。異国での美容室探しは、やはり深刻のようだ。

ちなみに参考までに、こちらが料金一覧である。これは2014年12月現在の情報なので、その都度確認していただきたい。


エディンバラからバス矢電車で二時間半程かかるアバディーンではあるが、Yasukoさんに切っていただきたい方は、日帰り旅行がてらぜひアバディーンへ!

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