チーム・キリスト!セント・アンドリューの記念日。

11月30日は、セントアンドリュースデー(St. Andrew's Day)である。


セント・アンドリュースデーとは、スコットランドの守護聖人であるセント・アンドリューを祝う日である。セント・アンドリューとは別名アンデレと呼ばれており、日本ではアンデレの名で浸透している。彼はチーム・キリストの十二使徒の1人で、彼は元々漁師であったが、キリストにスカウトされチーム・キリストの一員となり、キリスト教の宣教者として重要な役割を果たした人である。



チーム・キリストの解散後、つまりイエスの死後、セント・アンドリューは世界ツアーに出る。ケルソネス(現ウクライナ)に教会を建立し、その後ドニエプル河を上ってキエフ(現ウクライナの首都) に入り、ノヴゴロド(現ロシア)、バルト~スカンジナヴィアを経てローマを回り、多くの人々を回心させた。しかし、戻ったギリシャで、総督の奥さんがアンドリューに総督との夜の生活についてアンドリュー知恵袋に相談したことが総督の怒りに触れ、結果投獄されてしまい、西暦60年11月30日に、X字型の十字架に架けられ殉教したことになっている。

守護聖人となるには、その土地と縁が深いことやその聖人に対して信仰が熱いなどが挙げられる。セント・アンドリューはロシア等の国でも守護聖人であるが、スコットランドでは8世紀に遺骨の一部がスコットランドに納骨されたことにより、セント・アンドリューがスコットランドの守護聖人になったとのこと。

彼が処刑されたとされるX字型の十字架は「アンデレの十字架」と呼ばれ、セント・アンドリューを守護聖人とする人物や団体の旗や紋章に採り上げられている。こういった経緯があったため、スコットランドの国旗は、青地に白のセント・アンドリュー・クロス (St.Andrew's Cross) 旗であり、磔にされて亡くなった彼を象徴しているとのことだ。


今日、セント・アンドリュー推しであるこのスコットランドでは、各地で色々な催し物がある。なかでも我々の目を引いたのは、フリーチケットだ。例えば、スコットランド各地のお城の入場券がタダで購入でき、この日に使うことができるのだ。我々が今回訪れたお城のレポートに関しては、後日改めてお伝えしたいと考えている。とにかく、先日のBlack Fridayに引き続き、エディンバラの街はお祭り騒ぎ。イベントの中心地である、City Centreのセントアンドリュースクエア(St. Andrew Square)では出店だけではなく、ライブ、メリーゴーランド、スケートなどが楽しめてしまうアミューズメントパークに姿を変えている。


人ごみに揉まれたぽろちと配偶者は楽しみ方がわからず、エンジョイしている方々の様子を見て雰囲気を味わい満足していたが、来年こそは率先してイベントに参加し楽しみたいと思う。そう、例えば配偶者がギターを片手に歌を歌い観客を白けさせ、ぽろちはその哀れな姿をカメラに収め、後で配偶者を慰めつつ笑い飛ばすとか。

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