ドイツ旅行。7. Gasthof Rodertor Restaurantでランチ in ローテンブルク。

ローテンブルク2日目は、昨夜の騒音とも呼べる、配偶者のいびきの後始末から始まる。眠りを妨げられ寝不足なぽろちに、配偶者はいびきの録音と共に責められたが、空腹を訴えて朝食会場に逃げ込む。


朝食会場は昨夜のレストランである。ドイツと言えばウィンナー。朝食にウィンナーが絶対あるだろう、と楽しみにしていたが、残念ながらこちらのホテルの朝食にはウィンナーはない。チーズとヨーグルトとパン、といった、ドイツを一切感じない朝食であった。とても残念である。

(ホテルの猫ちゃん)

ちなみにBooking.comではこのホテルを予約した時朝食込みのプランだったのだが、何故かチェックアウトの時に朝食料金を払うことに…。

気をとり直してローテンブルク2日目の観光は、まず日本の家族へのお土産購入から始まる。こちら、ゴールデンワインである。

大変申し訳ないが写真を失念してしまったため、皆さんにお見せすることができないが、我々が宿泊したホテル ライヒス - クーヒェンマイスター(Hotel Reichs-Küchenmeisterから、直線で徒歩数分のところにお店がある。看板に日本語が掲載されているので、すぐにお分かり頂けるだろう。こちらのお店では、ありがたいことに日本人スタッフがいらっしゃり、全て日本語で対応して下さる。フランケンワイン、ウィンナーだけでなく、ドイツビールの発送も出来てしまう。

しかし残念なところが、折角ドイツ土産として発送するにも関わらず、日本の法律に基づいて食品シールが貼られてしまうことだ(日本語のシール)。法律に抗うわけにはいかないため大変仕方ないことなのだが、ドイツ土産に日本語のシールとは何とも滑稽なため、購入される場合は、慎重に。

お土産を購入後、ローテンブルクの観光名所である、中世犯罪博物館へと向かう。市内で一番人気の博物館であるだけに、平日にも関わらず大変賑わっていた。


入り口には中世から近代の刑事罰について、刑執行の絵や人形による刑の再現、実際に刑に使用した剣等が展示してある。初っ端からおどろおどろしい展示品を見せてくれる"本気さ"にぽろちは大興奮だが、歴史の闇というものがどうも苦手な配偶者は突如腹痛に襲われたようで、数回程お手洗いにお世話になっていた。なんとも情けない。

メルヘンチックな街並と雰囲気に、"犯罪"や"拷問"という言葉は全く似合わず異質のように思えたが、かつて中世の時代に、現在はローテンブルクの顔とも呼ばれる市庁舎マルクト広場で拷問や処刑が執行されていた、と知ると、何とも感慨深くなった。ちなみに展示品の大部分に日本語の説明が記載されているので、安心して充分に勉強することができるだろう。


闇を見て沈んでしまった配偶者。配偶者を回復させるには、もうあの手しかない。そう、昼食である。ぽろちと配偶者は、14世紀末に建造され税関と門番小屋がそのまま残されているレーダー門を出て、Gasthof  Rodertor Restaurantへと向かった。


こちらのレストランもレストラン単独ではなく、かつてのヨーロッパ文化の通りレストランとホテルが一緒になっている。またこのレストランはポテト専門店とのことで、「趣味はポテトを食べることです」のぽろちと配偶者には、嬉しいお店だ。しかし、残念ながらポテトはないため、ポテトグラタンとウィンナーをオーダー。ドリンクはアップルジュースです。


ポテトグラタンは本当にシンプル。しかし何とも懐かしいお味に、絶妙な塩加減。思わず美味しい、と唸ってしまうお味だ。こちらのポテトグラタンはぜひおすすめしたい。


ドイツと言えばやはりウィンナー。ウィンナーがなければ何も始まらない。ウィンナーについてはもう何も言うことがない、ただただ、美味しいの一言に尽きる。


昼食後、まだイマイチ元気がない配偶者。思わず「いつまで引きずってるんですか」と言いたかったが、元気がないのは仕方がない。ぽろちは萎れた配偶者を引率して、ローテンブルク名物の「シュネバール」を食べにカフェへと入った。


シュネバールとは、平たいクッキー生地をボール状に丸めたローテンブルクの伝統的なお菓子である。粉砂糖をかけた白いシュネバールが一般的だが、チョコレートタイプもある。一瞬ぽろちと配偶者の頭の中には、先日のフランクフルトで食べたパン団子(リンク貼る)が過り、またおいしくないのでは…と不安にかられたが、恐いもの見たさで挑戦。
ぽろちはアーモンド味を、配偶者はチョコレート味を注文した。



クッキー生地というだけに、普通のクッキーである。美味しいが、とても固い。フォークで崩して食べたが、これはマナー的にはどうなのだろう…。我々はシュネベールというなんとも覚えにくい名前を改名し、"クッキー団子"と名付ける事にした。


 紫外線やらの関係で日差しが強い中、外でお茶するのはなかなか慣れないが、たまにはいいかもしれない。先程まで燻っていた配偶者は「これぞ優雅なヨーロッパ旅行」と言わんばかりの雰囲気で、コーヒーをすすっていた。何とも現金な男である。

ローテンブルクの先はミュンヘン。ローテンブルクは一日かけずとも見て回れてしまう程、小さい街ではあるが、小さいながらも魅力がぎっしり詰まっており、非現実的な空間に酔いしれていまいそうだった。ぜひまた来たいと思う。ぽろちと配偶者はそう心に決めた。そしてぽろちはもう1つ決意する。次はもっと腰が抜ける物を配偶者に見せよう、それこそ漏らしてしまうくらいに。

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