イギリスでもお豆腐が食べたい!

 最近、料理がダレている。


ぽろちと配偶者は外食は心の癒し、と考えているため、週末はほぼ外食をしている。そのため、平日は外食で偏った食生活を補うために極力和食を心がけ、週末の外食へ万全の体調と精神で臨めるよう準備をしているのだ。

ただここは、イギリス。和食を作りたくとも、日本と同じように食材が手に入るわけではない。我が家の近所のスーパーには、極小スペースのJapaneseコーナー(上記写真参照)があり、味噌等の調味料や海苔の材料を(日本食もどきのお惣菜はそれなりにある)堂々と披露してくれてはいるが、雀の涙程しか商品がないため、もう少し頑張って欲しいと思う。
ただ、その雀の涙程の極小スペースのJapaneseコーナーで、ぽろちと配偶者は唯一気になる商品が あった。

お豆腐である。

日本のそれと全く違い、冷蔵コーナーにはなく調味料の隣に陳列しているおり、常温保存出来るよう紙パックで包装されている。初めは、お豆腐をお豆腐として敬っていない挑発的な陳列に、ぽろちと配偶者は「ふん、誰が買いますか!お豆腐がなくても問題ないもん」と、鼻で笑ってバカにしていたが、徐々にお豆腐を食べたい、という熱い渇望にかられて、つい購入してしまった。いくつか候補はあったが、日本語が書いてあるお豆腐なら大丈夫だろう、とこちらを購入。

さとの雪さんの「絹ごし風 本格とうふ」だ。


存じ上げなかったが、列記とした日本の会社である。ホームページを拝見すると、上記タイプではない紙パック豆腐が販売されていた。紙パック豆腐は海外仕様だと思っていたので、まさか日本でも紙パック豆腐を購入出来るとは知らず、何とも大変お恥ずかしい限りだ。

日本製ということで安心はしたが、常温タイプのお豆腐は未知のため抵抗感は拭えない。お豆腐本来の味を楽しめる冷奴や湯豆腐などは今回は見送ることにした。


「開けたときが、できたての味」とのことだが、本当にそうなのだろうか…。


開封するとこのように、お豆腐がぎゅっと詰まっている。 このまま紙パックを開けてお豆腐を取り出したが、やはりどうにも「紙パック豆腐」という抵抗感が拭えず、ぽろちの料理意欲は一気に急降下。もう、食べたくない。しかしこのままフェードアウトするのは勿体ないので、大変申し訳ないが、お豆腐には、お豆腐の味を感じないように、煮込み豆腐ハンバーグに姿を変えていただいた。

ちなみに配偶者は、お豆腐の味が一切感じられない煮込み豆腐ハンバーグを「おいしい」とぺろりと平らげていた。しかし残念ながら、イギリスではお豆腐を購入することはもうないだろうと思う。全てはいつまでも日本の素晴らしさを引きずり 、郷には郷に従えないぽろちに非があるのだ。お豆腐には、何も罪はないことをご理解いただきたい。

ぽろちには「チャレンジした」という事実が大切なわけで、今回真剣に料理にテコ入れをし、挑戦した結果がこれなのだ。配偶者にはその事実と現実をしかと受け止めてもらい、これからもぽろちのダレてる料理を食べてもらうことにする。もちろん、配偶者に拒否権はない。


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